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ウツボ釣りワークショップ開催レポート@葉山一色ボート

ウツボ釣りワークショップ開催レポート@葉山一色ボート

投稿日:2022年2月1日

こんにちは。

最近カゴカキダイ(黄色と黒のシマシマの魚)を釣ってみたいと思っているタカピーです。

ほとんど身は取れないけど美味しいらしいです、カゴカキダイ。

 

先日、一色ボートにて釣りドコとのコラボイベントが開催されました。

一色BOAT×釣りドコ  ウツボ釣りワークショップ開催のお知らせ

 

ということで今回はその時の様子をレポートします!

 

他の魚が釣れないシーズンに釣れるウツボを釣ってみよう!

厳冬期から早春の時期って釣果が上がりにくい上に、北風が強くて寒いので釣りに出かける機会も減ってしまうのではないでしょうか。

 

しか~し!

 

魚が釣れないこれからのシーズンに脂が乗って美味しくなるだけじゃなく、海底地形を見ながらポイントさえ選べば誰でも釣れてしまう救世主のような魚がいるんです!

 

そう!それがウツボです!

 

普段は岩陰から顔だけ出してじっとしているウツボ

 

 

ウツボってどんな魚?

ウツボは本州の関東圏以南と西日本に広く分布していて、外見から「海のギャング」なんて呼ばれ方をすることもありますが、海の中で出会ってもじっとしていて襲ってくるようなことはまずありません

食用としては、沖縄、和歌山、千葉の一部地域で食べられていて、三浦半島にある城ヶ島ではウツボ料理が名物になっていますね。

とはいえ、ほとんどの方は外道としての認識しかなく、恐らく釣れたら毎回海にお帰りになって頂いているのではないでしょうか。

 

それはなぜか!?

 

ズバリ、釣った後の処理が面倒だから!!

釣り上げた直後は暴れて鋭い歯で噛まれて大けがするかも知れないし、ヌルヌルするわ掴みどころがないわでいいとこなし!

皮も強靭で包丁が入りにくいのですが、一番の問題が、煮ても焼いても食べられない鋭い小骨が複雑に入り込んでいて、捌くのに相当のコツがいるというところ。

ちなみに、私は先日ごっとり君が釣ったウツボを2匹もらいましたが、まともに捌けず刺身にできたのはごく一部。。。

小骨を取れずに挫折した残りの身は「煮れば何とかなるだろう」と安易にまとめて煮付けにしたら小骨の猛攻に遭ってほとんど食べられず、という悲惨な状況に(しかも手が臭くなるし・・・)。

 

大型の個体2匹でこの歩留まりの悪さ(笑

 

適当に作った割に美味しかった蒲焼き

 

皮の唐揚げは絶品!

 

 

そうだ!こまつさんに教えてもらおう!

そんなウツボですが、ちゃんと捌けばそんじょそこらの白身魚に負けない食味を発揮してくれるということで「ウツボ釣り界のレジェンド」こまつさんの全面協力のもと、一色ボートさんと釣り&捌き方に関するワークショップを開催することとなりました。

開催日は1月23日(日)!

一般の参加者を募ったら何と7名もの方が参加してくれました!

 

出発前のレクチャーの様子

 

 

ワークショップ当日

当日はやや北風が強かったものの心配していた雨も降らず、8時過ぎには皆さんボート小屋へ集合完了(時間厳守で素晴らしい!)。

こまつさんからウツボ釣りに関する注意点やコツなどレクチャーを受けた後、餌となるサバの切り身、仕掛け、ウツボを掴むペンチと防護手袋の配給を受けていざ出船!

ボート釣りは初めてという方が多かったのですが、曳舟でポイントまでラクラク移動!

移動時間は5分くらいで、カズさんに「サバ根」というポイントに連れて行ってもらいました。

 

こまつさん特製のウツボの仕掛け

 

 

曳航してもらってポイントへ

 

 

いざ釣り開始!

サバ根に着いたら釣りドコの海底地形図を確認しながら岩礁の根が入っている場所にアンカリングしました。

海底地形図がゴツゴツした感じに見える場所で釣りました

 

 

ウツボは隠れ家となる岩礁や岩が多い場所を好むので、砂地で釣ろうとしてもなかなか釣れません

 

しか~し!

 

ウツボは一色海岸に多く生息しているので、根の上に着いたらもう8割は釣れたも同然です!

あとはサバの身をタチウオ針に針先が出るように付けて海中に垂らすだけ!

しばらくするとサバの臭いを嗅ぎつけたウツボが集まってきます。

誘いは特に必要なく、仕掛けはベッタリ底に付けるのがポイントです。

ただ、この日タカピーは20数年前にブラックバス釣りで使っていたタックルをクローゼットから掘り出してきて、糸も巻き替えずに挑んだので、根ガカリでラインが切れるのが怖くて手持ちで底ギリギリを攻めていました。

参加者の皆さんは何かあった時にこまつさんに助けてもらえるようにカルガモのようにつながって釣り開始。

こうして固まることで、サバの臭いが集中してウツボが集まってきやすいという利点もあります。

 

 

名付けて「ウツボのカルガモ釣法」!

 

 

バラシの後に本命ゲット!

参加者の皆さんが釣れなかった時に備えていいポイントを探そうとタカピーはお手製の水中撮影機材「カワハギ君1号」で根の状況を確認しながらちょくちょく移動。

2回目に移動した先で起伏の激しい岩礁の根を見つけてそこで釣ってみることにしました。

そうこうしているうちに参加者の船ではウツボのバラシが頻発。

ポイントは間違ってなかったようですが、どうやら針ガカリが浅くすっぽ抜けたり、根ズレで傷ついた糸が切れたりしている様子。

 

むむむ、意外に手ごわいぞ!?

 

そうこうしているうちに、こまつさんのボートでは2本のウツボがあがり、参加者の小学生の男の子も大きなウツボを釣り上げていい感じに。

タカピーはというと同じく針ガカリの浅さと根ズレで2回連続バラシたあと、三度目の正直でしっかり食い込ませてから60cmくらいの小さいウツボをゲット!

その後も何度かアタリがありましたが、終了間際にこれまでとは違うかなりの引きが!

竿先を何度も海中に引き込まれつつ、いつ切れてもおかしくない熟成が進んだ3号のラインでドキドキの攻防戦。

3分ほどかけてようやく水面近くまでウツボが上がってきましたが、何とここでタモ網を忘れるという大失態!(気付くの遅っ!)

 

仕方なくごぼう抜きしたら糸がプチっと・・・。

 

持ち上げた時の慣性で運よくボートの中にウツボが入って事なきを得ました。(あぶねー)

釣れたウツボは1mを越える大物で結構な重さ!

切れ味の悪いダイバーズナイフで何とか締め終わったところでタイムアップ(沖上がり)となりました。

 

ウツボから大きなタコの脚が出てきました

 

 

さあプロの技を見てみよう!

帰りもカズさんに曳航してもらって無事浜へ到着。

お次はこまつさんの捌き方のレクチャーと釣りたてウツボ料理の試食会です!

まずは金タワシで全身のヌメリを完全に除去します。

ここが不十分だと臭みが移ったり捌きにくかったりするだけじゃなく、包丁の刃が滑ってケガをする原因にもなります。

そしてこまつさんの持参された包丁はかなりの本格派で切れ味がすごい

こまつさん曰く、ウツボを捌くには包丁の切れ味が一番大事らしく、1匹捌いたらもう1回包丁を研いだ方がいいそう。

独特な形の背骨や、極悪な小骨を上手くかわしながらスッスッっと包丁を入れてきれいに捌いていきます。

ウツボの捌き方は実際に見ないと分かりいくいのですが、手際の良さに感心するだけで、捌き方が分かっても自分でできる気が全くしません(笑 

こまつさんの慣れた手捌きに熱心に見入る参加者の皆さん

 

ここまで捌いても包丁を入れると動くほどの生命力!

 

 

お楽しみの試食会

で、できたのがこちらの刺身!

比較用として前日の刺身も切って頂きましたが、釣りたての刺身は弾力が半端ない!!

そして初日でも十分甘い!

臭みも全くなく、歯ごたえ重視の方は病みつきになることうけあい!

 

左側が当日の、右側が前日のウツボの刺身

 

 

お次は皮つきの上半身の身を使ったタタキです。

ウツボを捌く上で唯一の救いは、ウツボには肋骨がないのでいわゆるトロの部分は包丁を入れなくていいんです!(上半身は背中側だけに小骨がある)

それをコンロの直火でじっくり炙っていきます。

皮が厚いので皮目は念入りに!

こまつさん曰く、炙りたてだと切る時に身が崩れやすいので冷蔵庫で冷やしてから切るとキレイに切れるとのことでしたが、この日はアツアツのままカット!

で、ワサビ醤油で食べるとこれまた滋味深い最高のお味!

皮目と身の間の脂が「ムチ!ジュワー!!」って感じの素晴らしいハーモニーを奏でる羽目に!

こりゃたまらん(笑

 

直火でしっかり火を通します

 

 

そうこうしているうちに、もう一品、こまつさんが事前に仕込んでおいてくれた「ウツボの三段締め」が満を持して登場!

塩と酢で締めたあと、さらに昆布で締めるという相当手間のかかった逸品!

一口食べて目ん玉飛び出るかと思うほどの衝撃のお味でした!

いや、実際5mmくらいは飛び出ていたと思います。

こまつさんによると10日モノとの事で、ムチっというよりも水分が抜けてシコシコした食感、噛めば噛むほど熟成した白身魚特有の甘みが口いっぱいに広がります

 

くぅ~!日本酒がここにあれば今すぐ空を飛べそうです!

 

ウツボの三段締め!絶品です!

 

 

そしてラストはシンプルな塩焼き

岩塩に加えてクレイジーソルト味も作って頂きましたが、あっさりと、それでいて香ばしく・・・

鶏のササミのようでありながらも全くパサパサしていない最高のツマミ料理でした!

そんな感じで4人のお子様達も「また来たい!」というくらい和気あいあいで大満足のワークショップは、15時頃無事お開きとなりました。

 

ウツボの塩焼き!シンプルでウツボ本来の味がダイレクトに伝わってきます!

 

 

帰ってからのお楽しみ・・・

さて、自宅に帰ったタカピーにはもう一つの楽しみが残っています。

そう!水中撮影の映像を見る事です!!

釣っている間ずっと撮影し続けていた映像をウイスキー片手に見るのが何より好きなんです!

何たって、学生時代には口永良部島という鹿児島の離島で魚類生態を研究していましたからね。

魚の行動って最高の酒の肴面白いんです!

リッチに4K画質で撮影していたので2時間半で100GBとかなりのデータ量。

とはいえそこは御老体のiMacに頑張ってもらいつつ早送りしながら見ていきます。

すると何ということでしょう!

ウツボがうじゃうじゃ映っているではありませんか!

餌の臭いに誘われてウロウロと泳ぎ回る様子だけじゃなく、餌のサバに食いつくシーンも映っています!

それから、ウツボ以外にもアカエイカスザメと思しき魚影も映っていて、どっちも美味しい魚だと聞いていたので食いしん坊のタカピーはウツボよりもそっちの方に心奪われてしまいました(笑

 

臭いを頼りにサバの身の周りを何度も徘徊するウツボ

 

なぜか2匹でじゃれ合う姿も

 

アカエイも臭いにつられて何度も往復していました

 

水中撮影で初めて映ったカスザメとおぼしき魚影。1mくらいはありそう。

 

 

そんなわけで、水中映像をまとめて動画にしたので、ぜひご覧ください。

きっと貴方のウツボ釣りライフのお役にたつはずです!!

 

おわりに

今回、初めて一般の方をお招きしてウツボ釣りのワークショップを開催しましたが、思った以上に好評で開催した側としてもとっても楽しく、美味しい企画となりました。

また開催したいと思っていますので、皆さまのご参加心よりお待ちしております!